ネットワークビジネスは飽和だって言われます。
ところで飽和状態って言葉、MLMの業界ではよく聞く言葉ですが、本当の意味を知って使っているのでしょうか。
MLMの飽和状態とは
辞書で引くと、「飽和状態とは」
溶液において、溶解度まで溶質が溶けている状態を飽和状態、その溶液を飽和溶液と呼ぶ。 水溶液の場合は飽和水溶液と呼ぶ。 気体において、飽和蒸気圧に達している状態を飽和状態と呼ぶ。 液体において、気体との界面の圧力が飽和蒸気圧に達している状態を飽和状態と呼ぶ。
これをネットワークビジネスに当てはめると、「どんなに頑張って勧誘しても、誰も登録してくれない状態」って感じですかね。
業界が飽和だといっている人に、その根拠を尋ねると、「ネットワークビジネスの会員数も売り上げも、伸びていないからだ」といいます。
つまり、この日本国内には、新たにネットワークビジネスに参入する人はもういないんだということですよね。
飽和状態が原因で起きる問題
飽和状態が本当なら、ネットワークビジネスにこれから参入してくる人は、絶対に成功できないということです。
本当に飽和だとしたら、ほかのMLMの会員を連れてくるしかないと考えても仕方がないということになります。
そこで起きる第一の問題~クロスリクルート
AのMLMをやめてBのMLMに行くのは、その人の勝手ですよね。
でも会社側は許さない!
MLMの規約では、MLMを辞めて出ていく人たちが、ほかの顧客を連れていくのは禁止になっているはずです。
うまくいかない人たちが、上手くいかない原因を「MLMが飽和状態」にあると考えれば、新規を頑張って出そうなどと考えるわけがありません。
MLMをやっている人を、引っ張ってくるしかない…
第二の問題~規約違反
昔の仲間に新しいとこに誘われると、ものすごくやる気失せるんですよね。
でも、誘ってくる人に悪気はありません。
誰でも、新しいビジネスを始めたばかりの時はみんな魔法にかかっている状態だから、善意で仲間を誘ってくるんですよね。
実際、私も、進行形で新しいビジネスに誘われています。
収入を取っている人を誘うのは、どうしてかわかりますか?
組織ごと移動してもらえるという期待もあるかもしれない、
もし、組織移動が起きなくても、ほかのビジネスをはじめても、収入のある今のビジネスを辞めるわけがない。だから、誰にも迷惑がかからない…そんな心理なのかもしれません。
でも、さっき言ったように、クロスリクルートは、禁止だから!!
日本のMLM業界は、その事実を完全に無視してるけど、禁止だから!!
規約違反をしないで組織を作るには
私は飽和なんて認めていないけど、たとえMLM業界が飽和していたとしても自分の組織を作ることはできます。
そのためには、自分のMLMをほかのMLMよりも魅力的に見せればいいんですよ。
- 製品のユニークさ
- 製品の品質
- ニーズに合っているか
- 稼ぎやすい報酬プランか
- セミナーの成約率、開催頻度
- パンフレット等の販促ツールの出来
会社側に求められるのは、そんなところですよね。
これがインターネットのMLMだと、このほかに、ランディングページ、動画やステップメールの出来不出来も関係してきます。
さらに、どういうやり方でネット集客をするのかも重要です。
ネットで上手く拡散できれば、MLMを実際よりよく見せることも、本人のブランディングもできます。
インターネットを使って、あなたのビジネスを魅力的に見せるのは、飽和状態への対策になると思います。
ネットMLMも飽和になるだろうか
ネットMLMを飽和状態にしてしまうのは、誰でもできる簡単なノウハウに頼ることです。
ネットで誰かがうまくいくと、その方法は外から丸見えなのでマネをする人が出て、メンバーが全員で同じことをしだします。
それで一時的に反応が取れても、同じやり方を大勢で寄ってたかって、漠然と続けていたら反応は落ちるばかり!
アドワーズもフェイスブックも、アメブロも、MIXIも、MLM禁止になってしまった。
どのやり方も、最初はうまく集客できていた。
つまり、既成の方法で、再現性が100%の集客法などありません。
本当に成功したいなら、一人一人がどれだけ工夫をするかということだと思うのです。
もしかしたら、MLM業界は本当に飽和状態かもしれませんが、ネットワークビジネスをインターネットで展開する私たちにとっては、まだまだ工夫の余地があると思います。