ひもじいまでの貧乏生活を、本当に味わったことがある人は、そんなに多くないと思います。
自慢でもなんでもないですが、私は、それを経験しました。
どうしてそんな話を思い出したかというと、実は昨日、あまり親しくない友人から電話があって、「3万円貸して」といわれたのがきっかけでした。
3万円は、携帯電話の支払いのために、どうしても必要だという話でした。
それにしても、親しくもない私に電話をかけてきたのはなぜだろう。不思議に思いました。
そこで、私は彼女のところに、訪ねていきました。そして、家族のこと、過去のこと、病気のこと、いろいろ話しました。
私は、彼女と話しながら、自分の過去を思い出したというわけなんです。
人生には、本当に苦しいときは来るものなんです。本人が悪いわけではなく、どんなに頑張っても、苦しいときはやってくる…。
ここからは私のお話し。
貧乏がもっともひどいとき、運悪く(?)資料請求が次から次へと来て、資料をクロネコメール便で送るお金がなくて困ったときがありました。
アップに話して、2000円借りました。
また、やはり丁度そのころ、何度も電話料金を滞納して、インターネットが止まったこともありました。
アップに電話して、インターネットが止まったからと、ダウンフォローをお願いして、無理やりお金を作ってコンビニに走り、電話会社に電話をかけて確認して開通してもらったことは、数知れず。(笑)
その状態になったら、ふつうネットのビジネスなんてしませんよね。
でも、私は、このネットワークビジネスを続けたんです。なぜなら、この我慢はいずれ終わる、必ず成功すると思っていたからです。
その自信はいったいどこから来ていたかといえば、私を信用してくれるダウンさんたちの存在でした。
そのころには、インターネットを使って、自宅でパソコンを操作するだけで、毎月のように新しい方が私のダウンになってくれていました。
まったく縁もゆかりもない人が、ただの、お金に困ったシングルマザーである私を信用してくれるんですよ。
この奇跡のようなことを実際に体験していた私には、いつか大きな組織が出来上がり十分な報酬が得られることを、信じるのは難しくありませんでした。
当時、子供と二人で、一か月一万円も食品が買えない生活をしていた私は、中学校の給食費も、子供の修学旅行の積立も、払えませんでした。
でも、当時は夫がいたから、生活保護も貰えなかった。たとえ養ってくれない夫でも、福祉は何もしてくれません。
本当に、福祉というものは杓子定規で血も涙もなく、本当に必要な時には使えないものなんですよ。
徹底的に倹約をして、自分で収入を稼ぐしか、自分と家族を守る方法はない、その発見が、私のエネルギーになったことは言うまでもありません。
今は、MLMに出会わせてくれたビジネスの神様に感謝、ここで私を育て支えてくれたアップとダウンさんたちに感謝、
また、皮肉でもなんでもなく、貧乏に感謝、借金取りに感謝、差し押さえに来た人たちに感謝、私を見捨てた夫に感謝できるようになりました。
だから、私は、どんなに今、貧乏な人も軽蔑しません。そこから抜け出そうと努力している人を、心から応援します。