プロフィールを用意することは、ネットビジネスを成功させるのに重要なプロセスの一つです。
自己開示するほど儲かるといっても嘘ではありません。
これほど重要なのに、プロフィールを軽視する人が多いのは、とても残念なことです。
ネットビジネスでは、「出来れば、まったく自己開示なしで成功したい」と思う人もいるのかもしれません。
しかし、本当にそれでうまくいくでしょうか。
自己開示しないビジネスは詐欺と思われる
名前はニックネームで、写真はカットモデルのイケメン美女、住所も電話も記載なし、性別も不明(もしかしてネカマ?)。
相手の立場に立ったらわかりますよね。
顔も名前も出せないのは、詐欺師か嘘つき野郎だと思われます。
アマゾンでちょっと買い物をするだけだって、出品者の評判など調べて購入するくらいです。
対してネットMLMは、長期的なビジネス。
しかも1万円以上の製品をオートシップしなくてはいけないのです。
月々一万円といえば、車が持てる時代ですよ。
そんな大金(?)をかけようというのに、相手がどんな人かもわからない…
この先ずっとお付き合いする相手が、実在するかどうかも怪しい人では、参加できるわけがないですよね。
上手な自己開示の仕方
ネット上で、自分のプライバシーを公開せよというのではありません。
ネット上の媒体を使ってメールアドレスを集める時点では、特に自己開示はしなくてもいいでしょう。
相手にメリットを感じてもらえばいいことです。
でも、つながりができた段階で、プロフィールを送って自己開示し信用していただく必要があります。
その手段となるのが、プロフィールです。
この時点では、登録した相手は、こちらを信じてくれたわけではありません。
「メールアドレスを教えてしまった。何か怖い目に合わないかしら。」なんてびくびくしているかもしれないのです。
そこへ、人間的なメールがくる。
自動配信ではなく、心を込めて書かれた手動メール。
受け取った人は、そのメールから、あなたの人となりや性格、年齢、ビジネスへの取り組み姿勢を知ることができます。
その出来次第では、すぐさま返信してくれたり、向こうから自己紹介してくれる人もいます。
良いプロフィールメールとは、どういうものでしょうか。
良いプロフィールメールとは
自己紹介ですから、何を書いてもいいようなものですが、気を付けたほうがいい点はいくつかあります。
- 自虐的なことを言わない
- 貧乏たらしいことを書かない
- 初心者だと思わせない
- 魅力的な人物像をイメージさせる
- とはいえ、嘘はご法度
- 宣伝トークを書かない
プロフィールを書いてみてというと、なぜか自虐的なことを書いてくる人がいます。
これは、なぜなんだろうと思うわけですが、
おそらく「いわゆる成功者」のプロフィールをマネしているのではないかと思うのです。
成功者のプロフィールは、自虐的なことを散々書いたうえで、こんなダメな自分が、今では年収一千万という流れになっています。
この「ダメな自分が、今では年収一千万」というオチがつくから、自虐的な話が活きるのです。
まだ稼げてない人が、これをマネしてはダメです。
成功者オーラがなくても成功するプロフィールメール
成功者オーラだけが、人を引き付けるわけではありません。
自慢できるスキルや経験があれば、屈託なく伝えていいです。
国体に出場して入賞したとか、NHKののど自慢で鐘三つ鳴らしたとか、そこまですごくなくても、へーと思うような自慢があればさらっと書きます。
くどくど書くと嫌みに見えるので、さらっと書くのがコツ
まあ、過去の栄光よりも、重要なのは性格かもしれません。
明るくて優しく、正直で一生けんめい、いい意味でおせっかい焼き、頼れそうなたくましさがあり、熱意もあり、自分より相手の利益に関心をもっている利他的な思いを持っている
こういう人物像は、ビジネスパートナーとして好ましいパーソナルです。
(この反対に、暗くて冷たく、嘘つきでちゃらんぽらん、他人にまったく無関心、やる気なし、自分の利益だけしか考えていない人物だと、お相手に思われたら、絶対アウトです。)
そんなすてきな人物像を、それとなく伝えることができたら最高ですね。
それとなくというのは、ずばりそう書くのではなく、過去にあったエピソードや趣味の話、家族の話などを盛り込むことで、間接的に伝えることができます。
それはまるで小説のようです。
小説家は、そういえば子供のころにこんなことがあった、彼はこういう時決まって○○してしまう、というような書き方で、登場人物のキャラを、うまく読者に伝えます。
いやいや、たかがビジネス、ビジネスの魅力だけで十分だろうと思う人もいるかもしれません。
でも、ネットだからこそ、上手に自己開示をすることが、必要なのです。
自分にはいいところなんかないと思っている人は、友だちや家族に、自分で気づいていない魅力的な面がないか、訊いてみるといいですよ。
もし、プロフィールをお持ちの方でしたら、一度、あなたのプロフィールメールを、他人に読んでもらってみてください。
自分にはわからない、マイナス要素を指摘してもらえるかもしれません。
第一印象は大事です。プロフィールに手間と時間をかけることは、決して無駄ではありません。