今日は、私の大好きなアドラー心理学をネットビジネスに応用するにはどうしたらいいか考えてみたいと思います。
アドラー心理学は、原因があって結果があるという考え方を、否定します。
「したいことがあるが、それを実行することができない、なぜなら、こういう解決不可能な問題があるのだ」
実は、
自分がそれをしたくないから、何かもっともらしい理由を付けて逃げているだけだ、という考え方です。
詳しく知りたい方は、この本をお読みください。
この論理に従えば、ビジネスで停滞したり、活動が緩慢になる人は、口では稼ぎたい、夢をつかみたいといってはいても、心はビジネスから離れており、本心は稼ぎたくないのだということになります。
は?
私も、最初アドラー心理学の本を読んだときは、「はぁーー?」と思ったけど、今はこの考えが大好きになりました。
これを認めることで、上手くいかないことを、他のことのせいにしたり、運命のせいにする必要がなくなることに気づいたからです。
この考え方を応用すると、自分の本心と向き合うことができます。
もっと言えば、自分自身の甘さに抵抗することができるのです。
稼ぎたい気持ちを継続させるのは難しい
最初は、全員が本気で稼ぎたいと思っています。
しかし、次第に熱意を失っていき、
愛用者で落ち着く人もいれば、ほかのビジネスに漂い出ていく人もいる。
それが、10年間、ネットワークビジネスをやってきた私の、たどり着いた結論です。
MLMにおいては、(口コミでも、ネットでも)「私でも簡単に稼げそう」と思って参加します。
最初は、誰もがとても前向きです。
- 副収入を稼ぎたい、
- セミリタイアしたい、
- 権利収入生活をしたい
しかし、やり始めてみると、「なんだ、参加する前に抱いていたイメージとは違うぞ!」と気づく。
- 新しいことを覚えなくてはいけない
- 苦手なこともしなくてはいけない
- ある程度の自己開示も求められる
- 毎日、作業するなんて聞いてないぞ
参加前のイメージは、ネットだから簡単だろう、そういうノウハウがあるのだろう、と期待しますが、参加して説明を受けるうちに気づくのです。
思ったほど簡単ではないぞと・・・
そのギャップを目の前にして、打ちのめされてしまう人もいます。
しばらくすると、最初に抱いた成功への熱意は薄まっていきます。
ここで、アドラー心理学でいうところの、後付け理由探しが始まります。
私も、前のネットMLMで、(70万円も支払ったというのに)一か月で挫折したので、よくわかります。
- やはり、ネット初心者には無理だったんだな
- システムが思ったよりよくない
- 製品も大してよくないし、自分に合っていない
- 私には、本業でいっぱいいっぱい
- 家族も、MLMなんかやめたほうがいいといっている
あなたは、今、そう思っておられませんか?
しかし、ちょっと考えてみてください。
どんな仕事に就いても、新入社員の時はみなそんな気持ちになるもの。
誰でも、そのギャップと闘って、一人前になっていくのですよね。
会社員の場合、闘うか、闘わないか、という選択肢はありません。
しかし、副業のネットワークビジネスには、その選択肢があって、容易に闘わない選択肢を選ぶことができるわけです。
何が何でも稼ぎたいとか成功したいと思っている人は、恐れずに闘うので勝利を手にします。
参加前と参加後のギャップを小さくする
ギャップをなくせたら、一番いいのですが、それをすると集客が上手くいきません。
- 簡単だと、いえばいうほど、参加者は増える
- でも、「簡単に稼げる」という言葉に食いついてきた人は、戦略にならない
ネットMLMで組織作りをしようとするならば、解決策は三つ
- 心を込めてダウンフォローして、メンバー一人ひとりの意識を高める
- スキルも意識も高い人ばかりを、選択してメンバーに加える
- アップが頑張って、たくさんダウンを獲得してスピル.する
この中で、一番容易いのは、実は3番なんですね。
今くいく人は、嘘みたいにうまくいくのがネットのビジネスなのです。
(バイナリーに人気があるのは、そのためではないのかなと思っています。)
おっと、横道にそれました。。
話をもとに戻しますね。
しかし、いくら頑張っても、ギャップを完全に埋めることはできないのです。
上手くいく人とうまくいかない人の違いはどこから生じる
アフィリエイトなどネットビジネスに不慣れなメンバーの場合、ネットでの成功体験というものがないので、どこか半信半疑で自信が持てない。
そんな素人臭さが、サイトにもメールにも、ちらちら出てしまうのです。
しかし、ひとたびダウン獲得に成功すると、システムにも自分にも自信ができて、どんどん取れるようになります。
つまり、一人目のダウンを獲得するまで辛抱をすれば、あとはその繰り返しになり、ネットMLMは参加前に抱いた通りだと納得できるようになります。
どんどんダウンができるようになれば、自分で好きなように組織を広げていけるのです。
辞めたいと思うと、辞める理由はいくらでも頭に浮かんできます。
それらの理由は、確かにもっともらしく見えますが、事実は、違うかもしれません。
自分の願望を封じ込めるために、自ら持ち込んだものだということに気づくべきです。
その時に、自分のヘタレの心が、自分をだまそうとしているのだということに気づけば、闘うことができるはずです。
反対に、続けたいと思えば、続けるべき理由がいくらでも浮かんできます。
- 今はつらいが、今の失敗が自分を成長させてくれているのだ
- 理想のライフスタイルを実現する方法はこれしかない
- まだ試していないノウハウもマニュアルも、こんなにあるじゃないか
アドラー心理学は、自分の願望を素直に認めて、自分を甘やかさないためには、大変参考になります。
そういう意味で、アドラー心理学を稼ぐために応用することができると、私は考えました。
あなたは、自分自身と闘う勇気がありますか?