ネットワークビジネスとは、どうしてそんなに儲かるの?儲かる仕組みと成功率を解説

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だれでも一度は勧誘されるネットワークビジネスですが、そもそもネットワークビジネスで儲けることは現実的なのでしょうか。日本では決してイメージがよくないMLMなのに推奨する著名人が多いことを考えると、まったく無視してしまうにはもったいないと思いませんか?

今回は、このビジネスモデルのメリットと法律的扱い、儲かる仕組みと報酬プランについて解説していきます。

ネットワークビジネスとは?

 

ネットワークビジネスとは、企業が自社製品を販売するために利用する流通形態の一つです。企業は自社の製品を愛用している人に対して販売したりあっせんしたりする資格を与えて、紹介を出した人に対して謝礼として報酬を支払います。

その報酬がかなり高額になるため、副業としてビジネスとして取り組む人がたくさんいます。そのような人の中には、頑張って巨大な愛用者組織を作ったために、巨万の富を得た人もいます。

マルチ商法・MLMの呼び方は英語名の略称

ウィキペディアによると、「ネットワークビジネスとは、マルチ商法・MLMなど連鎖販売取引の総称」とありますが、このような名前で呼ばれるのは、英語で「Multi Level Marketing(マルチレベルマーケティング)」の名称で知られることからで、日本では略称としてMLM、マルチ、マルチ商法と呼んでいます。

今は、イメージを良くするために、マルチ商法・MLMと呼ばず、ネットワークビジネス、リファーラルビジネス、コミュニケーションビジネスなどとよんだり、ネットを使ったものでは「権利収入ビジネス」「権利収入型アフィリエイト」などの呼び方をされる場合もあります。現在は、ネットワークビジネスが最もポピュラーな呼び方です。

連鎖販売取引として法的な規制を受けている

ネットワークビジネスは、法律上「連鎖販売取引」とよばれ、特定商取引法※)で定義が定められています。
※)連鎖販売取引を規制する法律

特定商取引法で、以下のような条件を全て満たす販売取引が連鎖販売取引とされる。
・物品の販売(または役務の提供等)の事業であって
・再販売、受託販売もしくは販売のあっせん(または役務の提供もしくはそのあっせん)をする者を
・特定利益(紹介料や販売マージン、ボーナス等)が得られると誘引し
・特定負担(入会金、商品購入費、研修費等の名目で、何らかの金銭的な負担)を伴う取引(取引条件の変更を含む。)をするもの
(Wikipedia 「連鎖販売取引」)

法律上の連鎖販売取引の定義は、簡単に言うと以下の三つになります。誘われたビジネスが、ネットワークビジネスなのかどうか判断に迷うことがありますが、そんな時は、以下の点を確認することができます。

  • 商材(物に限らない)がある
  • 販売、あっせんによって特定利益(金銭)が得られる
  • 特定負担(金銭)が伴うもの

ネットワークビジネスの儲かる仕組み

ネットワークビジネスの仕組みは、各社で独自の報酬プランを採用しているため一概には言えませんが、基本的な仕組みは、自分が紹介をだすことによって製品が買われたりして流通が起きると、そのボリュームに応じて報酬が発生します。でも、一人二人の紹介を出しただけでは、大きな報酬になるわけではありません。

大きな報酬になる仕組みは、ネットワークビジネスがマルチレベル方式だからです。マルチレベル方式では、紹介した人がビジネスメンバー(ディストリビューター)として、他の人に販売・あっせんを勧めて紹介を出すと、その人もまたディストリビューターとなり、他の人に販売・あっせんを勧めていきます。その連携によって自分の組織は多馬力で広がっていき、やがて大きな収入に発展していく仕組みです。

報酬プランによって、報酬の発生する条件は変わる

報酬プランで今一番人気があるのは、バイナリーで、ランキング上位の大手の中では、フォーデイズが有名です。アムウェイやニュースキンはブレイクアウェイ、タヒチアンノ二ジャパンやライフプラスインターナショナルが採用するユニレベル、さらにアリックスのようなバイナリーとユニレベルを一緒にしたような「アクティブ8報酬プラン」というメンバー有利の独特の報酬プランでアメリカで特許出願中です。

ネットワークビジネスの知識が豊富な人たちにとっては、報酬プランやボーナスプランに魅力を感じてネットワークビジネスを選びます。アムウェイの人たちで、アリックスの報酬プランに惹かれてたくさん移動したという噂がありますが、そういうことも十分に考えられます。新しく興るネットワークビジネスは、従来のネットワークビジネスよりも魅力的なプランを提示して会員を集めようとするからです。

バイナリーとは

バイナリーの報酬プランは、ツリー上自分の下につけられるダウンは、右と左に一人ずつしかつけられないプランです。3人目のメンバーをリクルート出来たときは、右か左かどちらかの下につける形になります。バイナリーが人気があるのは、ダウンは自分が努力しなくてもアップがつけてくれるからです。

しかし、アップがつけてくれるのは右か左の一方だけなので、上から降ってきたダウンが多くなっても「片伸び」という状態になり、それだけでは報酬は発生しません。

自分がダウンを獲得しなければ報酬は出ないことはほかの報酬プランと何ら変わることはありません。また、バイナリーは直紹介を出したときに報酬が大きいので、そのダウンがどこについても紹介を出した人がもっとも稼げるということに違いはありません。

ブレイクアウェイ

ブレイクアウェイは、もっともよく知られる報酬プランで、一定の組織を作り上げると参加したグループから独立するところが特徴です。ダウンを育てて独立させることに成功すると、育成ボーナスとしてロイヤリティを得ることができます。その際、優秀なダウンが独立してしまうとリーダーは一時的に大きく組織を減らすことになるので、それをカバーするように新たなダウンを常に作り続け、売り上げを増やしたりす努力をしなければなりません。

ユニレベル

ユニレベルは、ダウン一人ひとりが購入したボリュームから報酬が計算される、最も計算のしやすい報酬プランです。参加した人がオートシップを継続してくれれば永く安定した報酬を受け取ることができます。ただし、報酬が計算されるレベルには制限があるのが普通で、計算対象の範囲以上離れたレベルのメンバーのボリュームは報酬にならないため、早くに報酬が発生する反面大きな報酬になりにくい特徴があります。

ネットワークビジネスのメリット

ネットワークビジネスのメリットは、このビジネスに関係するすべての人に及びます。報酬を支払う側の企業にも、報酬を受け取るディストリビューターにも、またビジネスをしない愛用者にもです。どのようなメリットがあるのでしょうか。

ディストリビュータ―(ビジネスメンバー)のメリット

ビジネスメンバーにとっては、ネットワークビジネスの報酬はメリットです。ただ、MLMの企業にメンバーとして登録してオートシップするだけで、製品を販売してマージンを得ることができるし、紹介報酬としてコミッションやボーナスが得られます。

またビジネスとしてとらえない人(ユーザー)にとっても、巷では買うことができない品質のいい製品を、安く安定して購入できるのは大きなメリットです。

MLM企業側のメリット

ネットワークビジネスを嫌いな人の中には、なぜわざわざ企業はネットワークビジネスの仕組みを採用するのだろうと疑問に思う人がいるようですが、その答えは企業側に大きなメリットがあるからです。

一般的な店舗販売等では、宣伝費(テレビ、雑誌、新聞、ネット)やスポンサー料、流通コスト(輸送費、人件費、倉庫、管理費等)、在庫が期限切れになった場合の処分費など、製品を販売するためにかかる費用は莫大なものですが、ネットワークビジネスの仕組みを使えば、それらを大きく節約でき、その浮いた分をより良い製品開発費や研究費に回すことができます。

なぜお金持ちはMLMを推奨するのか

お金持ちがすべてネットワークビジネスを勧めるとは限りませんが、日本で有名な金持ち父さんの筆者、ロバートキヨサキ士やアメリカの現大統領のトランプ氏が、ネットワークビジネスに対して好意的な発言をしているのをご存知でしょうか。ほかには、投資案件としてネットワークビジネスを評価したウォーレン・バフェット。彼は実際にMLMの会社を保有しています。

ロバートキヨサキ氏の推薦文

『人助けが好きなあなたに贈る金持ち父さんのビジネススクールセカンドエディション』で、ネットワークビジネスの8つのメリットをあげており、有名な推薦文として、「ネットワークビジネスは非常に低いリスクと少しの資本で収入を生み出す資産を構築することができるので、やがて巨万の富を得る、というチャンスを与えてくれるビジネスモデルなのです。」と発言しています。

トランプ氏の推薦文

トランプ大統領は、「またもしゼロから資産を構築するとしたら私は不動産でなく、伸びているMLMのディストリビュータ―から始めるね」と発言しており、テレビ番組のインタビューでも、仕事も財産もすべて失ったらどうするという質問に対しても、「いいネットワークビジネスを見つけて、さっそくネットワークを作り始めるよ」と答えたといいます。

そのほか、アメリカの経済学者で作家のポール・ゼイン・ピルザー、元アメリカ大統領のビル・クリントンも、有名なMLM推奨者です。彼らがネットワークビジネスを推す理由はただ一つ、ローリスク・ハイリターンのMLMは、資本を持たない人でも僅かなお金で始めることができ、それでいて通常ではありえない未来を手に入れるチャンスが平等に得られるからなのです。

 

ネットワークビジネスの成功率とは

ネットワークビジネス成功者のサクセスストーリーを目にすると、自分だってこの人の1/10、1/100くらいは稼げるんじゃないかなと思ってしまうのですが、ネットワークビジネスで年収1000万円以上稼ぐ人は、とても少ないと思われます。例えば、約69万組と言われるアムウェイ人口のうち、1000万円以上稼いでいる人の数はそれくらいなのでしょうか。アムウェイの会員データ集を参考に調べてみました。

アムウェイで1000万円以上稼いでる日本人の数

アムウェイのランクのうち、平均ボーナス1000万円以上受け取っているのはエメラルドDD、ですから、1000万以上の成功者はこのエメラルドDDとその上のダイアモンドDDということになります。エメラルドDDの331組とダイアモンドDDの157組をあわせても488組、これにダイレクト・ディストリビューター(DD)の上位10組の平均収入は1266万円ですから、確実に1000万超えとして加えて588組になります。

つまりアムウェイMLM実践者69万組のうち1000万円以上の成功者は498人ということです。これは確率で、0.072%です。1%どころか、0.01%にも達していません。つまりネットワークビジネスで成功者になる確率は、とんでもなく低いということなんですね。

年収400万を目標にした場合の成功率

先ほどのアムウェイのデータによると、平均400万円のランクはダイレクト・ディストリビューター(DD)で、その数は3,674組です。少なくともこの半分は400万円を稼いでいるとしたら全体の0.33%くらいは、400万円を狙えるということになります。つまり300人を超える組織を作ることが出来れば、自分が400万円稼げる計算になるわけです。この計算はちょっと乱暴だと思う方もいると思いますが、自分の経験から言ってまあまあいい線だと思います。

\月収33万円が本業とは別に毎月入ってきたら、生活にかなり余裕がうまれます。また\年収400万円はサラリーマンの平均月収ですから\セミリタイアも可能。サラリーマンを辞めてネットワークビジネスを本業にして更に高みを目指すという選択も出てきます。

※)以降、このサイトで成功者と表現したときは年収400万円以上の成功者を意味します。

ネットワークビジネスで稼ぐことは現実である

今回、ネットワークビジネスのテーマでサイトを立ち上げたのは、ネットワークビジネスで稼ぐことは現実であるということを、多くの人に知ってほしかったからです。甘い考えでネットワークビジネスに参入してうまくいかなかった人は大勢いると思いますが、自分の仕事としてきっちり真面目に取り組めば誰でも成功することができます。

これから、具体的に成功するために知っておくべきこと、必ず行うべきこと、決してやってはいけないことなど、具体的な情報を提供していきます。

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