お付き合いのあるネットワークビジネスのリーダーが、私につくづくおっしゃいました。
ネットワークビジネスは成功できた人にとっては素晴らしいビジネスだけれども、幾ら頑張っても稼げない人が、必ずいる。それを、僕は助けたい。
要するに、誰でも稼げるネットワークビジネスを、見つけて、それで人助けをしたいということです。
それで、そんな理想的なネットワークビジネスに巡り合ったのかどうか、知りたいと思っているのですが、まだご報告がないので、恐らく探しあぐねて暗礁に乗り上げてしまったのではないかと思います。
マネーゲーム的要素の高いネットワークビジネスや、縁故募集のビジネスなら、上手い事を言って短期間に人を集めることができます。
バイナリープランのように、自由に誰かの下につける事が可能なビジネスなら、数人のセールスの上手い人が忙しく動きまわれば、瞬く間に組織ができ上がるかもしれません。
でも、そのビジネスで、誰もが継続的に稼げるかと言えば、難しいです。
なぜ?
実は、そのビジネスに集まる人間の質に問題があるのです。
「自分で何もしなくていい。稼がせてあげる。私が責任を取るから任せて」
そういうセールストークに負けて渡り鳥をする人が、どこかに一時的に集まっても、結局はまた離れていくだけなんですね。
一時的にワーッと増えて、いつの間にか潮が引くように縮小して言ってしまう。
そのような人たちは、組織内に増えている感があるうちは、自分にも見込みがあると思うから、そこにとどまりますが、良い話が聞けなくなればそろそろと他のビジネスを物色し始めます。
そういうビジネスで移動しながら、肥え太っていくごく一部のカリスマもいますが、殆どの人は何も得られないままに、永遠に渡り鳥を続けることになると言われます。
先ほど紹介した私の友人も、人間は決して悪くないし、みんなを稼がせたいという動機も本当だと思います。
でも彼が集めている人は、彼が言うように不運な人ではありません。
他力本願で主体性のない、努力を億劫がる人たちなんです。そんな人ばかり、幾ら大勢集めても、彼が自分ひとりで努力して、燃え尽きてしまうだけだと思います。
また、会う事があれば、誠実にお伝えしたいと思います。
正直言いまして、誰でも稼げるビジネスなんてないんです。
でも、今まで渡り鳥を続けてきた方も、必要な教育と適正なサポートを受けられるグループに巡り合えれば、変われる可能性もあります。
渡り鳥はもうごめんだ、自分の力でビジネスで成功するんだと決心することが大切です。
もう金輪際、上手い言葉にそそのかされて、漂うのは止めにしましょう。