ネットワークビジネスの組織つくりは、家を建てるのに似ている

ネットワークビジネスに挑戦することは、軽い気持ちでは達成できません。たとえば、マイホームを建てることと同じくらいシビアにとらえることが大事です。

金融公庫と銀行と合わせて2000万の借金をして、業者と契約を取り交わした瞬間、あなたはそのローンを35年かけて払うという約束をした事になります。

今から35年間、そのローンの支払いのために、毎月の給料から5万円、年2回のボーナスから10万円ずつ、必ず取り分けて借金を返していかなければいけません。この約束は、絶対に反故にできません。

家のローンを途中で払うのを辞めたらどうなりますか?家をタダ同然に取られる、愛する妻子が悲しい思いをする。世間に対して恥ずかしい。大変なプレッシャーです。

それと同じくらいの真剣さを持ってネットワークビジネスをしたら、みんな成功できると思います。

でも、いかんせんこのネットワークビジネスの場合、約束は自分と交わすものです。やらなくても、だれにも迷惑をかけるわけじゃないのです。つい甘えが出てしまうんですね。

軽い気持ちで始めた人は、スタート時点ではそれなりの夢、目標をもっていたのに、その思いがちゃんとしていないと、だんだんどうでもよくなるかもしれません。

しかも、ネットワークビジネスで稼げなくても、だれに迷惑をかけるわけではありません。もともと奥さんもビジネスに反対しているし・・・。目に見えるものが失われるわけでもありません。

本当は家よりずっと価値があるものなのに。

結局は、失敗者の大半が、こういう経過をたどると思うんです。半年1年後に熱意が冷めてしまっては始める意味がないんですよ。

私が言いたいことは、「ネットワークビジネスの目標って、もっと重いものなんですよ!」ということです。

 

この内容を、幾人かのメンバーを集めて、セミナーをする事になりました。

参加する方は、これからビジネスを頑張りたいと思っている希望に燃える人たちです。そのような方に、一番初めに何を伝えたらいいか、それを数日前から考えています。

成功マニュアルや、実践用ノウハウは、会員用のサイトから好きなだけ無制限に取り出す事ができます。私が明日伝えるべきことは、そんな枝葉の事ではないはずです。

新規にに参加したばかりの人たちは、ネットワークビジネスの仕事の重大な秘密がよくわかっていません。

それは何かといえば、厳しさです。どうしてそれをみなさんが知らないか、その原因が勧誘方法にあることは疑う余地のないことです。

「簡単に成功できる」といわなければ、参加者が集まらないという日本の現状。参加したら、この厳しさを理解して貰う事が、成功のためにはとても大切です。

ビジネスの最初に、私たちは目標を設定する事を勧めます。

自分で、このビジネスで、どこまでの結果を出す事を目標にするか、それをいつまでに、達成するか。タイトルだったり、収入の額であったりします。

この目標設定も、最初は、どちらかというと目標というより「願望」に近い場合があります。

たとえば、「3年後に30万円くらいになればと思っています。」「5年で年収1000万円ほしいでーす。」

目標とは、達成しなければならない宣言のようなものです。決意とプランと、責任が伴っている必要があるのです。

アップの方にはその認識がありますから、それだけ大きい目標を口にするダウンなら、本人が努力するのは当然のことと考えています。

でも、新規に参加した人は、自分も努力するけれど、アップラインやグループがなんとかしてくれるのではないかというような依存した気持ちのほうが強いのが普通です。そこに、アップとダウンの擦れ違いが生じます。

その目標を達成するまで、あなたは自分がそのプロジェクトの責任者だと思うことが大事なのです。そういう自覚があれば、あなたに必ず主体性が生まれます。時々、方向を見失うということがあっても、必ず案内人であるアップの指示を仰ぎます。

プロジェクトには自ら決めた締切があるのですから。

ネットワークビジネスの成功とは、たまたま掘り当てるような宝物でも、神様がくれる気まぐれなプレゼントでもありません。成功させるためには、その基盤となる組織を自分の力で作り上げる必要があります。

この事、すなわちネットワークビジネスは自分が引き受けたプロジェクトだということ、成功は自分の努力次第であること。

それを、スタート時点で知っているか、知らないかで、勝負は半分決まったようなものなのです。

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