「ネットワークビジネスのセミナーに行ったら、宗教の集まりのようで、怖かった」なんて、話をする人がいます。
どこが似てるというのでしょうか。
病気が治った、儲かったーー
セミナーに行くと、宗教みたいだといわれるのは、雰囲気もそうでしょうけど、セミナーで奇跡を告白させるからかも・・・
「このビジネスをしたら、病気が治った」「このビジネスをしたら、こんなに儲かった」という奇跡のような話で盛り上がったりする様子は、
嘘ではないのでしょうけど、語り口が、まるでご利益宗教です。
私も、昔、母に引っ張っていかれて、ある宗教の集まりに行ったことがあります。
そこで、耳にしたすごい話。
「敵対していた姑と仲良くなった」「倒産戦前だった事業が、とても順調になった」「医者も匙を投げた難病が、すっかり治った」などなど。
あり得ない告白が、延々と続きました。
そんなところが、宗教とネットワークビジネスの類似点の一つでしょう。
その2、勧誘の仕方が、似ているという人もいます。
宗教と勧誘の仕方が似てる
統○教会のツボじゃないですけど、「幸せになるためには、●●を買わないとだめだよ~」というような近づき方に、似ているのかもしれませんね。
ネットワークビジネスの場合、寄附やお布施を要求するわけではありませんが、相手の病気や生活苦を心配して近づき、お金を奪っていくみたいな印象を持たれるのかもしれません。
結果的にそうなってしまうケースはあるでしょうが、勧誘する側は、騙すつもりなどありません。
相手の幸せを願って勧誘するのにね。
え、
そこも宗教っぽい?
あ~~なるほど。
それから、もう一つ、ネットワークビジネスの宗教との共通点
頭のいい人間が、お人好しの群衆を搾取する
これは・・・
説明する必要があるでしょうかね。
宗教を考えて作るのは、頭のいい人たちですよね。
その人たちが、自分たちにお金が入ってくるように仕組みを考えて、その仕組みに乗っかったお人好したちによって儲かる、みたいな面がありますよね。
宗教の勧誘に来ている人たちを見ていると、まさに洗脳されているように見えます。
教理の真偽も、その根拠もろくに調べもせず、まったく疑うことなく、霊能者や尊師と呼ばれる人を、あがめている感じです。
ネットワークビジネスをやっている人たちも、そんなところはありませんか?
●●を飲めば、年をとらないのよ!
●●を飲めば、アトピーなんて治っちゃうのよ!
●●をやれば、ものすごく儲かって、お金持ちになれるわよ!
そんな人たちに、囲まれると、身震いするほど恐ろしいです。
勤めていた会社の社長の奥さんが、プルーンのネットワークビジネスをはじめたことがありました。
仕事中なのに、社長がわたしに頼みがある(命令?)と言い出したのです。
家に行って、奥さんの話を聞くように、という話。
「はーい」といって、社長宅に行くと、奥さんと仲間の人たちから、プルーンのPRを浴びせかけられました。
一通り聞いたところで、10代の私が、いってはいけないことを口走ってしまったー
「プルーンを取ってさえいれば、それだけで、健康になって病気にならなくなるなんて、あり得ません。食事は、バランスだと思います。」
そう云ったら、大変なことになりました。
「若いくせにえらそう。」、「年上の人間に話しの仕方がなっていない。」、「そんな根性では、幸せになれない。」等々
ものすごく、不快でした。
まるで、自分の信仰していることを、真っ向から否定された宗教の会員さんのような反応でした。
以上の三つが、ネットワークビジネスは宗教的だといわれる理由でした。
ちなみに、私は、信仰している宗教もあるし、ネットワークビジネスもやっています。
でも、熱狂的な信者のような振る舞いは、したことがありません。
なぜなら、その恐ろしさを、プルーンおばさんとの会見で目撃したからです。
当時のおばちゃんたち、どうもありがとうございました。