ネットMLMで成功するには、だまし討ちは必須なのか

ネットMLMに限らず、ネットビジネスというものは、「うまくだませたもん勝ち」のようなところがあります。表現が違法すれすれでも、或いは明らかに嘘でも、売れるためなら手段を択ばない…と言ったら言い過ぎかもしれませんが。

最近のSNSのスパム投稿を見ていると、ネットMLMも、所詮はそのようなものなのかと思えてきます。果たしてそうなのでしょうか。

ネットMLMでだましはご法度

ネットMLMだってインターネットビジネスの一つですから、同じような運命をたどるはず…。

ところがネットMLMの場合、そういうやり方は、特商法で禁じ手とされています。

  • 勧誘目的等不明示
  • 不実告知
  • 重要事項不告知

ネットMLMは、自分の契約している会社のネットワークビジネスに勧誘することを目的に広告をしていますから、広告の段階で、自分の名前や会社の正式名称、会社の概要を明かさなければいけません。そうでなければ、特定商取引法施行令3条の2(勧誘目的を告げない誘引方法)の違反になります。

そこで、どうやって法の網を潜り抜けているかと言えば、このような立ち位置でネットで声掛けをします。

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メルマガを購読して、その人が本当にインターネットMLMに興味があって新しいビジネスをやりたい気持ちを持っていれば、その後に届くメールを見てさらに情報を求めます。そこで、初めてビジネスの説明をし始めるわけです。

このやり方は、二十年前から綿々と行われていますが、これが問題視されないできたのは、ネットビジネスとは、所詮、いくらかはグレーなものだという暗黙の了解があったからだと思います。

でも、ネットワークビジネスなのに、本当にいいの?という疑問は、付きまとう・・・それは、私だけなのかもしれませんが。

嘘・騙しなしでネット集客は可能か

でも、会社名を隠してネット集客するのと、会社名や内容をさらして集客するのとでは、成果がまるで違ってきます。なぜなら、メルマガに登録する人は、此方が何のビジネスをしているのか知りたいために、つまり好奇心を満たすために申し込むからです。

申し込む前に、会社名がわかってしまったら、申し込む必要がなくなってしまいます。それに、会社名がわかれば、その名前で検索をかけて自由に内容を調べて、そのサイトから参加してしまうわけ。

それでは困りますよね。だって、ほかの人のダウンになってしまったら元も子もないですから。

ネットMLMが会社名を明かせない事情、お分かりいただけたでしょうか。

だまし討ちのようなやり方をしたくないので、成約が取れにくくなっても会社名を出してビジネスをしたいという方もいるでしょう。

その場合、もう一つの壁は、「それを会社が禁じている」という事実です。

ライフプラスなどのように日本法人のないMLMの場合は、薬事法や特商法など法律に違反しない範囲でネットで名前を出すのは問題ないですが、普通のMLMは、インターネット上に、会社名、会社のロゴ、商品の名前などを出してメンバー募集をすることはできませんよね。

見つかると、会社から注意が飛んできます。

経験があるのかって?

ありますよ。コラボレというMLMで経験済みです。

それで、ビジネスにはせず、愛用にとどまったわけです。

このように、ネットでMLMをやりたいという場合に、いろんな制約の中で方法を模索していかなければならないので、参加する会社を決める段階で、十分に調べておく必要があります。

今、会社名を出せないMLMに参加していて、ネットで集客したいと思う人は、ちょっとグレーな方法を使うしかなさそうですね。

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